入浴習慣 世界と日本

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たっぷりとお湯がはられた
湯舟に浸り、手足を伸ばすと
「あ~極楽、極楽」
と自然に言葉出るほど
お風呂に入ることは
気持ちがいいのものです。

でもこれって、
日本独特のものって知ってました?

一般に日本人は特に高い温水での
入浴を好むと言われます。
『寝る前にお風呂』というのは
日本独自の習慣です。

海外でお風呂と言えば
「シャワー」です。
バスタブはありますが、
その中で体を洗うのがほとんどあり、
日本のように体を浸して
温まる習慣はありません。

イギリスのお風呂事情は
日本とは異なっており、
沸かしたお湯をタンクに貯めておきます。
そのお湯を使ってしまえば
後は水になってしまいます。

また、バスタブのみでシャワーがなかったり、
シャワーのみだったりと
日本とは入りかたも違ってきます。

ドイツでは水道代が高いこともあって、
シャワーだけで済ませる人が殆どなので、
住まいにシャワーしか付いていなくても
普通のことなのです。

中国でも一般家庭においては
湯船に浸かる習慣はなく、
入浴とはシャワーで
汚れを落とすのが一般的です。

お風呂に入る風習が極端に少ない地域として
有名なのがフランスです。
朝、簡単にシャワーを浴びるだけの人が殆どです。
その代り、香水がよく使われ、
また便器のほかにビデがあります。

パリの水は、「硬水」です。
硬水の水で顔を洗うと、肌がボロボロになり
髪の毛がパサパサになり、
さらに抜け毛の原因にもなります…。

では何でこんなに違うのでしょうか?

まずお風呂に対する意識が
日本と海外では大きく異なります。

多くの国ではお風呂に入ることの主な目的は
体の汚れや汗を落とすことです。

そして日本と海外とで大きく異なるのが、
「水」に対する価値観です。

日本は水資源が非常に豊かな国です。
水道水はもちろんお風呂や洗濯など、
あらゆる場面できれいな水を
さほど気にせずに使用することができます。

一方で海外の国々では、
水資源が日本ほど豊富ではありません。
乾燥したヨーロッパなどではそもそも
入浴の必要性が低いという事があります。

次に気候風土の問題があります。
日本は温帯に属する地域としては
珍しく湿度が大変高く、
世界的に見ると、異常な気候になります。
このことがお風呂を必要とする
大きな原因となるのです。

日本は周りを海に囲まれ、
季節風が吹き、四季があります。

太平洋側の海から運ばれた、
水蒸気を多く含む高気圧が
日本を覆いつくすために
夏は”高温多湿”となります。

気温も湿度も高い状態が
日本の夏の特徴です。
湿度が高いため家の中でも夜になっても
蒸し暑く不快な状態が続くのです。

一方冬は“低温低湿”です。
冬は湿度が低いため温度以上に
寒さを感じるだけでなく、
インフルエンザが流行したり、
肌や髪が乾燥したりするのです。

日本の住居構造は、高温多湿であるため
「徒然草」にもあるように、
住まいは夏を旨とすべしなのです。

つまり、日本の住居は多湿の気候を考慮して
風通しの良い構造になっています。

このため低温低湿による冬場の
防寒のために高温の入浴が好まれます。

夏は高温多湿の気候により
汗をかきやすく、
火山島の影響で土が粘質であるため、
埃が立ちやすいことなど、
一年を通して入浴を必要とする
気候風土が日本の特徴なのです。

また、仏教では
汚れを落とすことは
仏に仕える者の大切な仕事と
沐浴の功徳を説いています。
入浴は七病を除き
七福を得るという教えもあります。

このように水資源が豊富であり、
夏は”高温多湿”、
冬は”低温低湿”というように
いずれの季節も湿度が不快に働くことが
日本の入浴文化を生んだのです。

日本は独特のお風呂文化を持っています。

家での温浴ケアが必要あなた。
下記の記事を読んでみてください。

http://aqua-60.net/?p=854

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