傘の手元 素材 あれこれ

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傘の手元を人間の姿に例えれば、
「顔」にあたります。
「玉留は襟元、生地は衣服、石突は足元」といわれます。

傘の中心に位置する中棒と手元は
最初は一本の木から成っており、
「延べの木柄 (木棒)」「延べの棒」あるいは
「延べ」などと呼ばれていました。

現在は傘の開閉を作動させる中棒(シャフト)と
使用時に保持するための
手元(ハンドル)に別れています。

そして、顔である手元(ハンドル)は
その人(傘)を端的に表現します。
傘で一番こだわる部分とも言えます。

中棒の素材は主に、鉄、アルミ合金・木が使われており、
グラスファイバーやカーボンファイバーが
使われる場合もあります。
太さは傘のサイズや材質によってことなり、
厚みもさまざまです。

顔である手元の素材は主に
プラスチック・金属・自然木・竹・
その他の加工品に分かれます。

プラスチック
加工がしやすく塗装も一度で済みます。
比較的安価な傘に多く、
見た目の高級感はあまり感じられません。
金属製や木製のハンドルより
軽量なのがメリットになります。

金属製
シャープであり、モダンな印象のハンドルです。
空洞タイプであれば重さも気になりません。
腐食を防止するためビニールで
ラッピングされています。
表面がマット加工されていれば
上品な印象になります。
加工の手間がかかります。
金属製のハンドルは、
最近はあまり見られないです。

その他の加工品
塩化ビニール・ポリウレタン合皮の
シートや本皮革(牛革など)。
柔らかくて持ちやすく、風合いも良いため、
デザイン性の高いハンドルとして
最近は人気があります。

こだわりの木製
今も昔も傘好きから人気なのが木製ハンドルです。
人間の体もそうですが、モノは経年劣化をします。

木製のハンドルは劣化というよりは時間の経過と
ともに使うほど手になじみ、
その変化を楽しむことができ、
ますます愛着がわいてきます。
(もちろん、メンテナンスは必要になります)

木製には自然木と製材があります。

自然木
天然の木の枝やつる、根などを表皮ごと
そのまま持ちやすいように
加工(切削、研磨、曲げ、焼き、塗装)したものです。

製材木
楓材が多く、まれにヒッコリーや
唐木(黒檀、紫檀等)などがあります。
楓、桜などの比較的硬い板材から
加工したもので使うほど上品な艶が出ます。
曲げたものは折れにくい特徴があります。

代表的な木製のものとして

インドネシアなどから長い姿のまま輸入、
繊維が細かく軽い素材で、
尚且つ折れにくいというメリットもあり、
特に紳士傘に幅広く使われています。

ヒッコリー
クルミ科の硬質な木材で手触りの素晴らしさは
他の木材の追随を許しません。
傘ハンドルとしては最高級クラスです。
かなり個体差があります。

アッシュ
野球のバットにも使われる、
歴史ある優良材です。環孔材の為に、
はっきりとした力強い木目が特徴的です。

環孔材とは
広葉樹には水分や養分を伝導するための
道管があり、文字通りに管状の組織に
なっているものを指します。
木にはいくつかの道管配置パターンがあります。
この配置パターンは大きく分けて
環孔材と散孔材に分類されます。
環孔材の特徴は、導管が太い事です。

楓(カエデ)・メープル
非常に美しく仕上がる材です。
材面には絹のような光沢が出ます。

エゴの木
緻密で粘り気があるのが特徴です。
個体差が大きく、ロットにより
太い細い重い軽いの差が出やすい樹木です。

以下の種類があります。
剥き(むき)えご
樹皮を剥いたものをそのまま活かした白木調のもの。
焼きえご
バ-ナーで焼き色をつけアンティーク仕上げしたもの。
塗りえご
丁寧にブラウン塗装をしたもの。
などがあります。

寒竹
竹の地下茎を用います。
竹は春以降になると水分を多く含みますが、
冬は生育がとまり、硬い状態のため、
ハンドルに最も適します。
一番の特徴は節が形成するアクセントです。
寒期に採取作業をするために
「寒竹(かんちく)」と呼ばれます。

自然木であるために同じものはありません。
一つ一つの表情が違いその違いを楽しめます。
手元はあなたの顔です。

あなたはどの顔を選びますか?

傘にこだわるあなた。
こだわりの傘の記事はこちらです。

http://aqua-60.net/?p=532

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コメント

  1. aqua-60.net より:

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