傘生地の素材 あれこれ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

雨傘・晴雨兼用傘・日傘に使われる素材は
ポリエステル、ナイロン、T/C、
ポリエチレンがほとんどです。

ポリエステル
プラスチック材料で、
傘生地には一番使われています。

理由としては
ポリエステルは疎水性や
発色が良いこと。
また、軽く、強く、
型崩れがしないことがあります。

デメリットとしては
色移りしやすい素材であることです。
現在は加工技術の進歩により
色移りする確率は減っていますが・・

疎水性とは
水と親和性が小さいこと。
水と結びつきにくい、
水に溶けにくい、
また、物の表面で水が薄く広がらないで
水滴となるなどの性質を持つこと。

ナイロン
ナイロンはデュポン社の商標名の一つです。
最近はほとんど傘の生地としては使われていません。
昔は製造コストが安かった為、
ナイロンが沢山使われていました。
近年ではポリエステルと
ほぼコストが変わらなくなった為、
ナイロンを選択する理由がなくなりました。

またナイロンは生地の収縮があるために、
温度、湿度によって変形(伸び縮み)するのが、
デメリットになります。
ポリエステルと比べ染色方法が異なるので、
色移りはしません。
軽く、強いのもメリットです。

T/C
ポリエステルと綿の混紡素材です。
晴雨兼用傘や日傘などに、
綿のような風合いを出したいときに使う素材です。
通称T/Cと呼ばれています。
これはポリエステルの事を
テトロン(東レの商標)と呼んでいた名残りです。
綿の風合いを残して、綿のデメリットである重く、
擦り切れやすいことを
ポリエステルでカバーした素材です。

 

ポリエチレン
ビニール傘などで使われる透明な素材です。
以前はPVC(=ポリ塩化ビニル)が使われていましたが、
ダイオキシン問題でPVCは使われなくなりました。
代替素材としてポリエチレンが
使われるようになっています。
デメリットは素材に傷が付きやすく、
白濁しやすい事です。

傘生地は素材のほかに
主に平織・綾織・朱子織で織られています。
綾織や朱子織は表面が平らに見える平織りに比べて
生地の表面に光沢感や陰影が出て、
深みのある織り方になります。

生地の打ち込み
この他にも、生地の品質をあらわす
打ち込みという基準があります。
生地の織り密度をあらわすもので
1インチ当たりに何本という数値で表します。
この数が多いほど型崩れがなく、
傘生地としては防水性が高いといえます。

このように素材が同じでも織りかた、打ち込みなどに
よって傘としての表情は全く違ってきます。

たかが,傘、されど傘です。
傘にこだわりましょう。

こだわりの傘の記事はこちらです。

http://aqua-60.net/?p=532

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*